香水を使いこなして印象深い人になろう

ばっちり決まったアイメイク、美しくブローされた髪、引き締まった体に最先端の洋服を着こなすことより、あなたの印象を左右してしまうものって何だかご存じですか。仕草、話し方、表情……もちろんそれらも大切ですが、美しさは、目に見えるものだけとは限りません。あとあとまであなたの印象を美しく保ってくれるのは、実は香りなのです。

古来から、日本は香りを生活の中に取り入れるのが上手でした。今のように毎日の入浴の習慣がなかったため、十二単に香をたきしめて体臭をごまかしました。恋文にも香をたき、思いを香りに託して伝えてきました。

また、江戸時代、商家の女将や芸者たちは着物の懐に必ず匂い袋をひそめていたと言います。日本人より体臭がきついヨーロッパの人ももちろん、古くから香水を愛用していたそうです。宗教においても香りは重要で、キリスト教の絵画にはほとんど必ず香油壷が描かれていますし、ロシア正教の司祭が香炉をふる姿も有名ですね。仏教でも香木を焚きます。香りには悪魔をよける力があるとされているのです。

そんな香りのパワーを、ぜひあなたも身につけてみてください。質素でも清潔な服を着て、薄い化粧でもほのかに良い香りがしていたら、すれ違う人はあなたに良い印象を抱くことでしょう。好きな香りを選べばいいのですが、大切なのはつけすぎないこと。ほんの一滴でいいのです。香りは体温で温められて上へのぼっていきますから、腰や太ももにチョンとつけるくらいにしておきましょう。手首や耳の後ろは香りすぎるので避けた方が無難です。つけたことを忘れてしまうくらいの少量でも、側による人には分かるもの。周囲の人が酔ってしまうほどの量をつけている人をたまにみかけますが、絶対にやめましょう。
できれば、その日会う人のことを想像し、その日行く場所のことを考え、TPOにあった香りを選べるようになりましょう。香りを使いこなせるようになれば、素顔でも美しい印象を抱かせることができるでしょう。

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